
「Super8をデジタル化してください」
8mmフィルムのデジタル化をご依頼いただくと、多くのお客様が
「Super8です」
とお持ちになります。
ところが箱を見てみると…
「Single-8」
と書かれていることがあります。
「え?Super8じゃないの?」
実はこれ、全く別の規格なのです。
8mmフィルムは3種類ある
家庭用8mmフィルムは大きく分けると
- Double-8(Regular8)
- Super8
- Single-8
の3種類があります。
中でも現在多く残っているのが
- Kodak(コダック)のSuper8
- 富士フイルムのSingle-8
です。
Single-8は富士フイルムが開発した規格
1965年にKodakが発売したのがSuper8
そして、それに対抗して富士フイルムが発売したのが
Single-8でした。
どちらも家庭で手軽に映画を撮影できることを目指した規格で、発売時期もほぼ同じです。
当時はまさにライバル同士だったのです。
名前の由来が面白い!
「Single-8」という名前を見ると、
「Doubleもあるの?」と思いますよね。
実はあります。
昔の8mmフィルムはDouble-8(ダブルエイト)と呼ばれていました。
これは16mm幅のフィルムを
- 半分撮影
- 裏返してもう半分撮影
- 現像所で縦に切断
して8mmフィルムにしていたためです。
つまり一本のフィルムを二度使うことから
Double-8という名前になりました。
一方、Single-8は最初から8mm幅のフィルムがカートリッジに入っているため、
Single-8という名前になったのです。
Super8との違いは?
実は映像サイズはほぼ同じです。
違うのは
- カートリッジの構造
- フィルムベースの素材
- カメラの仕組み
などです。
撮影された映像をデジタル化してしまえば、
画質に大きな差はありません。
実はSingle-8にはメリットもありました
Single-8は富士フイルムらしい工夫がたくさん盛り込まれていました。
例えば、
- ポリエステルベースを採用し丈夫だった
- フィルム送りの仕組みがシンプル
- コマ送りの精度が高いと言われていた
など、当時としては先進的な設計でした。
一方でSuper8は世界中で普及し、対応機種やフィルムの種類が豊富だったため、結果的にはSuper8が国際標準のような存在になっていきます。
だから今でも「Super8」と呼ばれることが多い
現在では8mmフィルム全般を「Super8」と呼ぶ方も少なくありません。
しかし実際には、箱を見ると
- Super8
- Single-8
- Double-8
のどれかであることが分かります。
デジタル化をご依頼の際は、一度箱やフィルムを確認してみると、新しい発見があるかもしれません。
まとめ
「Super8」だと思っていたフィルムが、実は「Single-8」だった。
そんなケースは決して珍しくありません。
Single-8は富士フイルムが開発した、日本が誇る8mmフィルム規格です。
現在ではどちらも大切な思い出を残す貴重なメディアとなっています。
もしご自宅に昔のフィルムが眠っているなら、箱の表記をぜひ一度見てみてください。
そこには、当時の映像技術の歴史が詰まっているかもしれません。
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