
映像制作の現場では、
「マスターテープ」
「マスターファイル」
という言葉を当たり前のように使います。
しかし、よく考えてみると不思議ではありませんか?
「バーのマスター」と「マスターテープ」。
一見まったく関係がなさそうなこの二つ、実は同じ英語の “Master” から生まれた言葉なのです。
「マスター」は「元になるもの」
英語の Master には、
「主人」「指導者」
という意味のほかに、
「基準となるもの」「原本」
という意味があります。
映像業界でいうマスターテープは、
まさにこの意味です。
編集が終わった映像の「本物」。
ここからBlu-rayやDVD、配信用の動画など、さまざまなコピーが作られます。
つまり、
すべての完成品の親となる存在なのです。
「マスター」と「完パケ」は同じではない
ベテランの映像制作者なら、
「完パケ」
という言葉にも馴染みがあるでしょう。
これは「完全パッケージ」の略で、
納品できる完成状態を意味します。
一方、マスターは
コピーや変換の元になる原本です。
多くの場合、
完成した映像がそのままマスターになるため、
両者は同じものを指すこともあります。
しかし、
放送用・Blu-ray用・YouTube用など複数の納品形態がある現在では、
高画質のマスターファイルから用途ごとの完パケを書き出すことも珍しくありません。
つまり、
完パケは「完成」という状態。
マスターは「原本」という役割。
似ているようで、実は少し意味が違うのです。
実は身の回りにも「マスター」はたくさんある
映像業界だけではありません。
例えば、
- マスターキー
- マスターピース
- 顧客マスター
- 商品マスター
どれも、
「基準となるもの」「元になるもの」
という共通の意味があります。
だから、
「マスターテープ」
も特別な専門用語ではなく、
英語本来の意味をそのまま受け継いだ言葉だったのです。
バーのマスターとの意外な共通点
一方、バーの「マスター」は、
店の主人という意味から日本で定着した呼び方です。
こちらは少し日本独自の進化を遂げています。
つまり、
- バーのマスター=店の主人(日本独自の呼び方)
- マスターテープ=原本・基準(英語本来の意味)
同じ「マスター」という言葉でも、
実は少し違う歴史を歩んできたのです。
編集後記
映像業界で何十年も「マスターテープ」という言葉を使っていても、
その「マスター」の意味まで考える機会は意外とありません。
しかし語源をたどると、
それは「コピー元となる原本」という、とてもシンプルで分かりやすい言葉でした。
普段何気なく使っている専門用語も、その由来を知ると、いつもの仕事が少しだけ面白く見えてくるものですね。
ビデオ工房名古屋では、各種イベントのビデオ撮影・記録撮影を行っています。
撮影や映像制作についてご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。
お電話でのお問い合わせ
Tel:052-265-6765 (Fax:052-265-6737)
営業時間
10:00~18:00 毎週水曜日定休日
メールフォーム
https://video-kobo.com/contactus/
メールフォームの返信は3営業日以内にします。
それ以内に返信がない場合は恐れ入りますが
再度メールフォームから投稿いただくか
お電話でお問い合わせいただけると助かります。
またビデオ工房名古屋公式LINEからもお問い合わせをする事ができます。
※基本はAIが返信を対応しておりますが、詳しいお問い合わせについては後日改めて返信します。
画像などのやりとりも出来ますので状況に合わせてこちらのご利用もご検討くださいませ。


