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「マスター!」は海外で通じない!? 実は日本独自に進化した呼び名だった【お役立ちコラム】

約4分

喫茶店やバーで、

「マスター、コーヒーください。」

と言うのは、日本ではごく普通の光景です。

しかし実はこの「マスター」という呼び方、海外ではほとんど使われません。
「えっ!? 英語の Master なんだから海外でも同じじゃないの?」

そう思った方も多いのではないでしょうか。
実は私もそう思っていました。


「Master」の本来の意味

英語の Master はもともと、

  • 主人
  • 師匠
  • 指導者
  • 熟練者

といった意味を持つ言葉です。

例えば、

  • マスターピース(傑作)
  • マスターキー(すべてを開けられる鍵)
  • マスタークラス(熟練者向け講座)

など、「優れたもの」「中心となるもの」という意味で使われています。

つまり、「店主」という意味だけの単語ではありません。

海外のバーでは何と呼ぶ?

では海外でバーへ行ったら何と呼ぶのでしょうか。

実はとてもシンプルです。

  • “Excuse me.”
  • “Bartender!”
  • 名前が分かれば名前で呼ぶ

このような呼び方が一般的です。

日本のように

「マスター!」

と呼ぶ文化はほとんどありません。

もし海外で

“Master!”

と呼んだら、

「先生?」
「ご主人様?」
「どういう意味?」

と少し不思議そうな顔をされるかもしれません。

実は「マスター」は日本独自の文化

戦後、日本にバー文化や喫茶店文化が広まる中で、
「店の主人(Master)」
という意味から、
「店主=マスター」
という呼び方が定着したと考えられています。

その後、
バーだけでなく、
喫茶店やスナックでも
「マスター」
と呼ぶ文化が日本全国へ広がりました。

つまり現在私たちが使っている「マスター」は、
英語というより、日本語として独自に進化した言葉なのです。

「ママ」も実は同じ

そう考えると、
スナックの

  • マスター
  • ママ

という呼び方も面白いですよね。

海外で店員さんを

「ママ!」

と呼ぶ文化はほとんどありません。
これも日本独自の愛称なのです。

言葉は国ごとに育っていく

外来語というと、
「英語をそのまま使っている」
と思いがちです。

しかし実際には、日本へ入ってきた後に意味が少しずつ変化し、
日本だけで通じる言葉になることも少なくありません。

「マスター」は、その代表例と言えるでしょう。
普段何気なく使っている言葉にも、実はそんな面白い歴史が隠れているのです。


編集後記

ちなみに、この記事を書くまで私は海外でもバーの店主は「マスター」と呼ぶものだと本気で思っていました。

毎日のように耳にする言葉ほど、「世界共通」だと思い込んでしまうものなんですね。
今度バーへ行ったら、いつものように「マスター!」と呼びながら、

「これは実は日本独自の文化なんだな」

と思い出していただけたら、この雑学を誰かに話したくなるかもしれません。


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