
ディスクの裏の色って気にしたことありますか?
Blu-rayディスクを購入すると、メーカーによって裏面(記録面)の色が少し違うことがあります。
「金色っぽいディスクは品質が悪い」
「青や黒っぽいディスクの方が長持ちする」
そんな話を聞いたことはありませんか?
実はこれは昔のCD-RやDVD-Rではある程度当てはまる話でしたが、Blu-rayでは事情が大きく変わっています。
今回は、ディスクの色と品質の関係についてご紹介します!
CD-R・DVD-Rの時代は「色」に意味があった
CD-RやDVD-Rには、データを記録するための「有機色素」が使われています。
この色素の種類によって、記録面の色が変わることがありました。
例えば
- 青っぽいディスク
- 緑っぽいディスク
- 金色っぽいディスク
など様々な種類が存在し、メーカーや採用している色素によって耐久性や書き込み特性が異なることもありました。
そのため、「この色のディスクは品質が良い」という経験則が広まり、今でもそのイメージを持っている方も少なくありません。
Blu-rayでは色だけで品質は判断できない
Blu-rayディスクはCD-RやDVD-Rとは記録方式そのものが異なります。
記録面が
- 金色
- 青紫色
- 黒っぽい色
などに見えることがありますが、これは保護膜や反射層などの構造による見え方の違いであり、
「色=品質」ではありません。
つまり、ディスクの裏面の色だけを見て品質を判断することはできないのです。
メーカーが減った現在のBlu-ray事情
以前は光ディスクを製造するメーカーが数多く存在しました。
代表的なメーカーとして
- パナソニック
- ソニー
- 太陽誘電
- 三菱化学
などがありましたが、近年は光ディスク市場の縮小により、多くのメーカーが生産から撤退しています。現在ではブランド名が異なっていても、実際には同じ工場で製造されていることも珍しくありません。
例えば
- HP
- Verbatim
- maxell
なども、製造時期によっては同じOEMメーカーが製造しているケースがあります。
そのため、「パッケージに書かれたブランド名だけでは、本当の製造メーカーは分からない」こともあります。
「LTH」と「HTL」という違いも知っておこう
ここまで「Blu-rayは裏面の色だけで品質は判断できない」とご紹介しましたが、実はBlu-rayには「LTH」と「HTL」という2種類の記録方式があります。
LTH(Low To High)
LTHは、CD-RやDVD-Rでも使用されていた有機色素を利用した記録方式です。
既存の製造設備を活用できるため製造コストを抑えられるというメリットがありましたが、
- 古いBlu-rayレコーダーでは対応していない機種がある
- 長期保存性ではHTLの方が有利とされる
といった理由から、現在ではあまり見かけなくなりました。
HTL(High To Low)
現在販売されているBlu-rayディスクの多くは、無機材料を使用したHTL方式です。
互換性や長期保存性に優れていることから、業務用途や大切なデータの保存にも広く採用されています。
「金色=LTH」ではない
LTHディスクには金色っぽく見える製品が多かったため、「金色のディスクはLTH」というイメージを持っている方もいます。
しかし、現在では金色に見えるHTLディスクも存在するため、見た目だけでLTHかHTLかを判断することはできません。
確実に確認したい場合は、パッケージの表記やMID(Media ID)などの情報を確認するのがおすすめです。
品質を知るなら「MID」を確認しよう!
そこで参考になるのが**MID(Media ID)**です。
MIDとは、
ディスクに記録されている製造元情報のことです。
例えば
CMCMAG-BA3-000
というMIDであれば、台湾のCMC Magnetics社が製造したBlu-rayディスクであることが分かります。
他にも
- RITEK
- VERBAT
- MEI
など様々なMIDが存在します。
同じブランドの商品でも、販売時期によってMIDが変更される場合もあります。
MIDはどうやって確認する?
無料ソフトの「ImgBurn」などを使うと、ディスクをドライブへ入れるだけでMIDを確認できます。
また、「Opti Drive Control」などのソフトでは、対応ドライブであればディスク品質のチェックも可能です。
「ブランド名」や「記録面の色」よりも、MIDを確認した方が、ディスクの素性を知る手掛かりになります。
業務用途では「実績」が一番重要
私たちビデオ工房名古屋でも、お客様へBlu-rayディスクを納品することがあります。
もちろん品質には気を配っていますが、
最終的に重要なのは
- 書き込みエラーが少ないこと
- 再生トラブルがないこと
- 長期間安定して使用できること
です。
ディスクの色だけで判断するのではなく、実際の使用実績や信頼性を重視することが大切だと考えています。
まとめ
Blu-rayディスクは、CD-R・DVD-Rの時代とは異なり「裏面の色=品質」ではありません。
もしディスクの品質が気になる場合は、ブランド名だけでなく、**MID(Media ID)**を確認してみるのも一つの方法です。
そして何より、大切なデータは複数のメディアにバックアップを取り、適切な環境で保管することが長期保存への近道です。
ワンポイント
今回この記事を書くきっかけは、ビデオカメラマンとの何気ない情報交換でした。
「Blu-rayディスクが金色の記録面は避けた方がいい」と聞いて、色々調べてみたところ、現在のBlu-rayではそう単純な話ではないことが分かりました。
CDやDVDなど以前のメディアの経験や知識が、そのまま現在にも当てはまるとは限りません。
だからこそ、最新の情報を調べてみることも大切ですね!
ビデオ工房名古屋では納品するディスクにも気を使いながらディスク作成をしています。
その他、ご質問やご要望などありましたらお気軽にお知らせくださいませ。
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