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劇場で三脚や機材を通路に置いてはいけない理由とは? 撮影前に知っておきたいホールのルール【お役立ちコラム】

約4分

発表会や演奏会、舞台公演の撮影では、多くの機材を使用します。
ビデオカメラ、三脚、脚立、ケーブル、モニターなど、気が付けばかなりの荷物になります。

先日撮影を担当したピアノ発表会でも、別の業者様が客席の通路に三脚や脚立を置いていたところ、劇場スタッフから注意を受ける場面がありました。

撮影に慣れていない方からすると「少しの間置いておくだけなのに」と思うかもしれませんが、実は劇場やホールでは通路に機材を置くことは非常に重要な安全管理のルールとなっています。

今回は、なぜ通路に機材を置いてはいけないのか、劇場で撮影する際に気を付けたいポイントをご紹介します!

なぜ通路に機材を置いてはいけないの?

1. 緊急時の避難経路だから

劇場やホールの通路は、万が一の火災や地震などの際に観客が避難するための重要な経路です。
避難時は照明が消えていたり、会場内が混乱していたりする可能性があります。
そのような状況で三脚や脚立が置かれていると、

  • つまずいて転倒する
  • 避難の流れが止まる
  • 将棋倒しなどの二次災害につながる

といった危険があります。
そのため、多くの劇場では避難経路となる通路や出入口周辺に物を置くことを禁止しています。

2. 消防法や施設の安全基準に関わるため

「消防法で三脚禁止」という単純な話ではありませんが、多くの劇場は消防法や建築基準法に基づいて避難経路を確保するよう管理されています。

施設管理者には安全な避難経路を維持する責任があり、通路を塞ぐような機材配置は認められません。
そのため劇場スタッフは、安全管理上の観点から機材の移動をお願いすることがあります。

3. お客様の転倒事故を防ぐため

発表会では小さなお子様からご高齢の方まで幅広い年齢層のお客様が来場します。
特に終演後は、

  • 客席が暗い
  • 荷物を持っている
  • お子様を抱えている

などの状況が重なります。
通路に置かれた三脚や脚立は思っている以上に見えにくく、転倒事故の原因になります。

万が一ケガが発生した場合、施設や主催者、設置した業者に責任問題が及ぶ可能性もあります。

撮影業者が気を付けたいポイント

機材置き場を事前に確認する

カメラや三脚を入れてきたカバンなどは結構かさばったりします。
置く場所がないからと言って、通路などに置いてはいけません。
劇場によっては、

  • 調整室
  • 舞台袖
  • 楽屋
  • 搬入口周辺

などに機材置き場を用意している場合があります。
当日になって置き場所に困らないよう、事前に確認しておくと安心です。

ケーブルの取り回しにも注意

通路に物を置かなくても、ケーブルが横断しているだけで転倒事故の原因になります。
必要に応じて養生テープやケーブルカバーを使用し、安全対策を行いましょう。

撮影位置は必ず施設に確認する

劇場によっては、

  • 最前列の使用禁止
  • 通路への三脚設置禁止
  • 客席最後列のみ撮影可能

など独自のルールがあります。
経験上、「他の会場では大丈夫だった」が通用しないことも少なくありません。
必ず施設担当者へ確認することをおすすめします。

プロの現場ほど安全管理を重視する

撮影の仕事というとカメラや映像のクオリティに目が向きがちですが、実際の現場では安全管理も同じくらい重要です。
良い映像を撮ることはもちろん大切ですが、それ以上に来場者や出演者が安全に過ごせる環境を維持することが優先されます。

劇場やホールで撮影を行う際は、「少しだけだから大丈夫」と考えず、通路や避難経路を常に確保することを心掛けたいですね。
安全な現場づくりが、結果的にスムーズな撮影とトラブルのない運営につながります。


ビデオ工房名古屋では、ピアノ発表会や定期演奏会などのビデオの記録撮影を行っています。
撮影や映像制作についてご不明な点がございましたら、お気軽にご相談ください。

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