お手頃な値段だけど持っていたら便利な機材。
久々の更新になりましたが今回はライブHDMIビデオエンコーダーの
「URayCoder UHE264-1」です。
簡単にこの機材を説明すると、
パソコンが無くてもYoutubeなどでライブ配信が出来る機材です!
…と説明すると若干の嘘があるのですが、
どうしてもセッティングにパソコンが必要になるので、
実際にはパソコンがないとライブ配信はできません…。
ただ、1度セッティングが出来れば、
後はHDMIケーブルとLANケーブルを挿せば映像をYoutubeなどに送ってくれる便利機材。
しかも同時に4つまでデータを送る事が出来るので
例えばYoutubeだけでなく同じ映像をfacebookに同時に中継する事も
この機材1つで出来てしまうのです!(セッティングにはパソコン必須)
しかし、この機材の最大の弱点は「セッティングが分かりづらい」事です。
パソコンに詳しい方なら問題ないと思いますが、
自分みたいなパソコン音痴には大変でした。
さらに日本語の解説書がないので英語でマニュアルを読まなくてはいけない。
親切にセッティングの動画も同梱してあったので
なんとか使える様になりましたが今でも詳しくは分かりません。
もし同じ様にこの機材のセッティングで困っている人がいた時のために
簡単にセッティングの手順を書いていきます。
1.URayCoder UHE264-1に電源ケーブルとLANケーブルを挿す
※必ずLANケーブルはセッティングするパソコンと同じネットワークのルーターに
2.パソコンで「設定」の「ネットワークとインターネット」をクリック。
下の方にある「ネットワークと共有センター」をクリック。
3.基本ネットワーク情報の表示と接続のセットアップと書かれた下の
接続:イーサネットの「イーサネット」をクリック。
4.「イーサネットの状態」というウィンドウが表示されるので、
接続のところの「詳細」をクリックします。
「ネットワーク接続の詳細」というウィンドウが表示されるので、
ここで「IPv4アドレス」と「IPv4デフォルトゲートウェイ」の値を
メモ帳などに控えて覚えておきます。
控えたら「ネットワーク接続の詳細」ウィンドウは閉じます。
5.「イーサネットの状態」ウィンドウがまだ表示されていると思うので、
このウィンドウの下の方にある動作状況の「プロパティ」をクリックします。
すると「イーサネットのプロパティ」ウィンドウが開くので
ウィンドウ中段の「この接続は次の項目を使用します」の中の
「インターネット プロトコル バージョン 4(TCP/IPv4)」をダブルクリックします。
「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)のプロパティ」ウィンドウが開きます。
IPアドレスを自動的に取得するにチェックが付いてると思うので、
「次のIPアドレスを使う」にチェックを切り替えます。
そして
IPアドレスを「192.168.1.**」(※**は168以外の2から255のどれでも可能)
サブネットマスクを「255.255.255.0」
デフォルトゲートウェイを「192.168.1.1」にします。
変更できたら「OK」を押します。
※この段階でパソコンは普通のWEBページは観られなくなりますので注意!
6.Google Chromeなどウェブブラウザで
手打ちで「192.168.1.168」を入力してアクセスします。
するとIDとパスワードを聞かれるので
どちらも「admin」と入力するとエンコーダーのコントロールパネルが開きます。
このコントロールパネルでエンコーダーのセッティングを行います。
7.まずエンコーダーのIPアドレスを変更します。
エンコーダーのコントロールパネルの「System」の「Network」をクリックします。
「IP:」を先ほどメモ帳に控えたIPアドレスの一番右の数字を変えたものを打ち込みます。
※控えたIPアドレスが「192.168.0.100」なら「192.168.0.**」(**100以外の2から255)
そして「Gateway:」を控えた「IPv4デフォルトゲートウェイ」の値を打ち込みます。
入力が出来たら「Apply」で変更が出来ます。
8.セッティングが出来たらエンコーダーを再起動します。
エンコーダーのコントロールパネルの「System」の「Reboot」をクリックして
ウィンドウ右の「Reboot」ボタンをクリックします。
9.これでエンコーダーの設定が変更できたのでパソコンの設定を元に戻します。
「インターネットプロトコルバージョン4(TCP/IPv4)のプロパティ」ウィンドウを開き
「IPアドレスを自動的に取得する」にチェックを変えます。
※これでパソコンは普通のWEBページも開ける事が出来ます。
10.初期状態は「192.168.1.168」でしたが、
エンコーダーのコントロールパネルは「7」で設定した「IP:」を
ウェブブラウザで手打ちしてアクセスできるようになっています。
こんな感じですが、最初は解説動画を観ても全く意味が分かりませんでした。
たぶん凄く親切で丁寧な解説をしているはずなのですが英語が読めないもので…。
Youtubeでライブ配信をする場合の設定
1.Youtubeでライブ配信用の設定を行い
「ストリームURL」と「ストリームキー」を確認します。
※メモ帳などにコピペしておいくと良いかもしれません。
2.エンコーダーのコントロールパネルにアクセスして
「Main stream」をクリックして設定をしていきます。
ウィンドウ上部分は動画のビットレートやFPSの設定が出来ます。
3.ビットレートなどの設定ができたら
ウィンドウ下の項目の
「RTMP/RTSP PUSH URL:」に
「ストリームURL/ストリームキー」を入力して「Enable」にします。
※ストリームURLが「rtmp://a.rtmp.youtube.com/live2」で
ストリームキーは「abcde」だった場合は、
「rtmp://a.rtmp.youtube.com/live2/abcde」になります。
設定が出来たら「Apply」で変更を確定します。
4.「System」の「Network」をクリックして
「DNS」の項目の「DNS1:」と「DNS2:」を
自分のGatewayの数値に変更します。
※IPv4デフォルトゲートウェイです
変更が出来たら「Apply」で変更を確定させます。
5.全て設定が出来たら「Reboot」でエンコーダーを再起動させます。
これで繋げているHDMIの映像が自動でYoutubeに送信されていますので、
Youtube側でライブ配信を開始をするとライブ中継がパソコンいらずで出来ます。
※結局ここまでやるのにパソコン必要なんですけどね。
設定は大変ですが慣れればなんて事はないですしなんと言っても「安い」ので、
とりあえず配信ソフトを使わずにずっと垂れ流しの映像を流したい時はおススメ機材です。